新年明けましておめでとうございます。
今回は、年末調整と3月15日を期限とする確定申告の関係を簡単に説明しましょう。
そもそも日本の税制は、自主申告が建前です。その点から言うと個人は1年間の所得を
自分で計算をし、申告書を提出し納税しなくてはいけません。でも実際はどれだけの
人が自分の所得を計算し申告しているのでしょうか。
所謂サラリーマンは医療費控除や住宅ローン控除を受ける年度は確定申告をしますが、
通常は会社任せの年末調整で一年の所得が確定し、納税についても会社が源泉徴収制
度の枠組みとしていわば代行し済ませています。
ではサラリーマン以外の人(サラリーマンでも年末調整だけでは年税額の確定しない人
や、個人事業者、賃貸用のマンションを持っている人)はどうするのかといえば、先ほどの
原則に帰り自分で計算をし、確定申告をしなくてはいけません。
つまりどちらも個人の1年間の所得と納税額を確定させるための制度なのです。
ちなみに、やはりこの時期にしなくてはいけない法定調書、給与支払報告書の提出も
そのための制度の一つです。
くれぐれも間違いの無いように作成しなくてはいけませんね。
今年もよろしくお願い申し上げます。
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